8月31日の早朝に、小次郎が亡くなりました。

離乳食も上手に食べられるようになり、着実に新しいお家への引っ越し準備が進んでいた矢先の急死でした。
事故でも無く、前日まで良く食べて元気一杯にしていたそうです。
少し前にお腹の調子がやや緩いという事で、病院にもかかっていましたがこれと言った異常はなかったそうで、「目ヂカラもあるし、この子はしっかり育つだろう」とドクターの太鼓判ももらっていたほど。
原因は不明の突然死です。
もちろん何か原因はあったのだからこそ、命を失ったのですが、多くの猫を診ている経験豊富なドクターが問題なしと判断するほど、見逃しやすいあるいは稀な原因だったのだということなのだと思います。
新しいお家が決まり、掴めるはずの大きな幸せを目の前にした小次郎の死は、不憫であり、また無念であります。
もっとも近くでお世話していたタマキさん、迎える日を心待ちにして下さっていたSご夫妻、そして小次郎を保護したヒオキさん。
小次郎を取り巻く私たちはみな、悲しみの底に突き落とされた思いです。
そして、ヒオキさんにはたいへん辛い仕事がありました。小次郎の来るのを心待ちにして下さっている里親さんご夫妻に、小次郎の訃報を伝えなければなりません。
どんなにがっかりされ、悲しまれるか…
里親さんからは「小次郎のことはとても残念でショックですが、小次郎の分までこなつとちなつを幸せにします。縁をつないでくれた小次郎には感謝します」とのお返事を頂戴しました。
さらに「私たちのことは気にしないで下さい。それよりタマキさんのご心中をお察しします。どうぞ元気を出して下さいねとお伝え下さい」と、本当に暖かいお言葉でした。
自分の立場から物事を見るのが当たり前のような風潮の時代に、ごく当たり前のように相手の心中を思い労る事が出来る方たちとご縁が頂けたことは本当に幸せな事です。
私たちも本当に小次郎には感謝です。
今回の縁組みは、「小次郎くんをぜひ!」というラブコールから始まりました。
お見合いに来て頂いた時も、小次郎だけのおつもりでした。
それが同席していた黒猫姉妹の元☆はるか☆&☆あかね☆ちゃんにも目がとまり、思わずこちらも多頭飼育のメリットをお伝えし、その結果「3匹一緒に」という願っても無い縁組みが成立したのです。
もちろん元☆はるか☆&☆あかね☆姉妹の魅力と、縁を引き寄せる力が為せたわざだと思います。
でも、きっかけは小次郎であり、小次郎なくしては彼女達の今の幸せは無かったのです。
思いもよらない幸せを手にした元☆はるか☆&☆あかね☆姉妹と、約束された幸せを目前にしながら永眠してしまった小次郎。
縁と言うのは本当に不思議なもので、時には残酷なものだと感じます。
小次郎のなきがらはタマキさんが毎日通う公園に埋葬しました。
さて、小次郎がSご夫妻に引き合わせた☆はるか☆&☆あかね☆姉妹は、はるか改めこなつ、あかね改めちなつという新しい名前を頂いたようです。
夏に来たから、こなつちゃんと、ちなつちゃんとの命名だそうです。

黄色い首輪がちなつちゃん、赤い首輪がこなつちゃん

共に暮らして2週間余り、大切に大切に愛されている様子が伝わって来ます。
どうか幸せに。
最後になりますが、小次郎の里親募集を応援して頂いき、そして良縁成立を慶んで頂いた方々、小次郎については本当に悲しい結果になりました。
ただ、小次郎はほんの短い期間ではありましたが、深く愛され、幸せの中で、ほとんど苦しまず逝きました。
私たちは小次郎を「偉大な猫」と呼んでいます。
ありがとうございました。